Coverage Map

賠償総合保険の補償の全体像

賠償総合保険は、施設所有(管理)者賠償責任保険と生産物賠償責任保険(PL保険)がひとつになった保険です。このページでは、2つの基本補償の中身、賠償金以外に支払われる費用、特約で広げられる領域、そして補償されない場合までを順に整理します。

Two Pillars

基本補償は「施設・業務」と「製品・仕事の結果」の2本柱

事業活動にともなう賠償事故は、大きく2つに分けられます。事故が「業務を行っている最中・場所」で起きたか、「製品を引き渡した後・仕事が終わった後」に起きたか、です。賠償総合保険はこの両方を基本補償でカバーします。

01

Premises & Operations

施設・業務遂行リスク

店舗・事務所・工場など事業用の施設の欠陥や管理の不備、あるいは業務を行っている最中のミスによって、他人にケガをさせたり他人の物を壊したりするリスクです。来店客の転倒、看板の落下、作業中の物損などが典型で、従来は施設所有(管理)者賠償責任保険や請負業者賠償責任保険が受け持ってきた領域です。

02

Products & Completed Work

生産物・完成作業リスク

製造・販売した製品、提供した飲食物、完成して引き渡した工事や作業が原因で、引き渡しの「後」に他人に損害を与えるリスクです。製品の欠陥による事故、食中毒、施工不良による漏水などが典型で、従来は生産物賠償責任保険(PL保険)が受け持ってきた領域です。

どちらの柱にあたるかで適用される補償が変わるのではなく、総合型ではどちらもひとつの契約の中で扱われます。「どの保険に請求すべきか」を契約者が判断する必要がないことが、総合型の実務上の利点です。

Mapping

単独の保険との対応関係

すでに単独の保険に加入している場合は、この対応表で「総合型のどこにあたるか」を確認できます。

単独の保険 補償するリスク 賠償総合保険では
施設所有(管理)者賠償責任保険 施設の欠陥・管理の不備、業務遂行中の事故 基本補償(施設・業務遂行リスク)に含まれる
生産物賠償責任保険(PL保険) 製造・販売した製品や提供した飲食物が原因の事故 基本補償(生産物・完成作業リスク)に含まれる
請負業者賠償責任保険 工事・作業の遂行中の事故 基本補償(施設・業務遂行リスク)に含まれる
受託者賠償責任保険 他人から預かった物の破損・紛失 特約で追加できる(商品による)
使用者賠償責任保険 従業員の労災事故に対する会社の賠償責任 特約または別商品で対応(商品による)

対応関係は一般的な整理です。商品によって基本補償・特約の区分は異なりますので、個別の契約内容はお見積もり時にご確認ください。

What is Paid

賠償金だけではありません — 支払われる損害の内訳

賠償責任保険から支払われるのは、被害者に支払う損害賠償金だけではありません。事故対応の過程で発生する各種の費用も補償の対象です。

  • 損害賠償金法律上の損害賠償責任に基づいて被害者に支払う治療費・修理費・休業損害・慰謝料など
  • 争訟費用損害賠償に関する訴訟・示談交渉に要した弁護士報酬・訴訟費用など(引受保険会社の同意を得て支出したもの)
  • 損害防止費用事故が発生した際に、損害の発生・拡大を防ぐために支出した費用
  • 応急手当・緊急措置費用被害者への応急手当や緊急の措置にかかった費用
  • 協力費用引受保険会社が行う損害調査・解決への協力に要した費用

名称・範囲は商品により異なります。事故時にどこまでが保険の対象になるかは、ご契約の普通保険約款・特約集の規定に基づきます。

Optional Extensions

特約で広げられる主な領域

基本補償でカバーされない賠償リスクの多くは、特約の追加で対応できます。事業の実態に応じて、必要なものだけを選んで組み込みます。

特約の領域 備えるリスクの例 特に検討したい業種
受託物の補償 修理・保管などで預かった他人の物の破損・紛失 修理業、クリーニング、駐車場、倉庫
人格権侵害の補償 不当な身体拘束や名誉毀損による賠償(万引き誤認など) 小売業、警備、施設運営
使用者賠償の補償 従業員の労災事故について、政府労災の給付を超えて会社が負う賠償 建設業、製造業など全業種
サイバーリスクの補償 情報漏えいやサイバー攻撃に起因する損害賠償・費用 顧客情報を扱う全業種
リコール費用の補償 製品の回収・交換にかかる費用 製造業、食品関連
借用不動産の補償 賃借している店舗・事務所への火災・破損等の損害 テナント出店の全業種

特約の名称・内容・セットの可否は商品により異なります。上表は一般的な領域の整理です。

Exclusions

補償されない主な場合(免責)

賠償責任保険には、対象外となる場合(免責事由)が定められています。代表的なものを知っておくと、他の保険との役割分担が理解しやすくなります。

机の上に置かれた保険の契約書類とペン、眼鏡
Fig.01 補償の範囲と免責は普通保険約款・特約集の規定によります
  • 故意による事故:契約者・被保険者が故意に起こした損害は対象外です
  • 戦争・地震・噴火・津波など:異常な事態に起因する損害は対象外です
  • 自動車事故:自動車の所有・使用・管理に起因する賠償は、自動車保険(対人・対物賠償)の領域です
  • 従業員のケガ:従業員が業務中に負ったケガへの賠償は、労災保険と使用者賠償(特約・別商品)の領域です
  • 仕事の目的物そのものの損害:請け負った仕事の目的物自体の損壊は、原則として対象外です(工事保険等の領域)
  • 専門職業行為:医師・弁護士・税理士など専門資格に基づく業務上の賠償は、専門職業人賠償責任保険の領域です
  • 罰金・違約金:刑事上の罰金や契約上の違約金は、法律上の損害賠償金ではないため対象外です

免責事由の詳細は商品や普通保険約款・特約集により異なります。上記は一般的な整理であり、個別の免責の適用はご契約の普通保険約款・特約集の規定に基づきます。

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情報が揃っていなくても構いません。ご相談だけのご利用も歓迎します。業種と事業の内容をうかがい、必要な補償の考え方とお見積もりをご提示します。入力は約1分です。

無料でお見積もり・ご相談

ご相談・お見積もりは無料です。営業時間内のご依頼には、当日中に担当者よりご連絡いたします。

本ページは「タフビズ賠償総合保険」の一般的な仕組みを説明したものであり、契約内容のすべてを記載したものではありません。補償の詳細・免責事由・特約の有無は商品により異なります。ご契約にあたっては、必ず「パンフレット」および「重要事項のご説明 契約概要のご説明・注意喚起情報のご説明」をあわせてご覧ください。ご不明な点は取扱代理店または引受保険会社までお問合わせください。引受保険会社:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社「タフビズ賠償総合保険」は「企業包括特別約款、企業総合賠償特約セット賠償責任保険」のペットネームです。

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