あいおいニッセイ同和損保 タフビズグローバルPL(海外PL保険)

英文約款と事故時の防御対応

海外の製品事故は、現地の被害者、弁護士、裁判所とのやり取りになります。タフビズグローバルPLは、国際的に広く通用する英文約款を使い、損害賠償請求を受けたときは引受保険会社が防御対応を行います。

Why English

なぜ英文約款なのか

日本国外の事故を対象とするため、事故対応を円滑に進めるうえで、また海外の販売業者など取引先からの要請に応えるうえで、国際的に広く通用する英文約款を使っています。

この英文約款は、和文約款を英訳したものではありません。米国で損害保険の料率算出や標準約款の作成を行う団体ISO(Insurance Services Office, Inc.)の2013年版標準約款をもとに作成しています。2015年4月1日以降に始まる契約から、約款を平明にし事故対応を円滑にする観点で、このISO 2013年版ベースの約款を使っています。

Differences

和文約款と異なる主な点

英文約款の規定は、補償内容も含めて和文約款と異なる点があります。

項目英文約款(タフビズグローバルPL)の規定
防御対応保険会社が防御対応を行う旨の規定があります
用語の定義用語の定義など、ほとんどの規定が特別約款の中で定められています
懲罰的賠償金和文約款にない英文約款固有の規定として、懲罰的賠償金を対象外としています
酒類に関する責任和文約款にない規定として、酒類の製造・販売などを事業とする場合の一定の責任を対象外としています
汚染物質和文約款と異なり、不測かつ突発的かどうかを問わず対象外です
使用不能の損害物理的な損壊を伴わない物の使用不能の損害も「財物の損壊」にあたります(製品の欠陥や納期遅れによるものなどは対象外)
Defense

保険会社による防御対応

損害賠償請求を受けたときの対応を、引受保険会社が担います。

弁護士の手配と示談交渉

被保険者の協力を得ながら、弁護士の手配、被害者との示談交渉などを、引受保険会社が被保険者に代わって行います。

世界のクレームエージェント網

引受保険会社は、海外PL事故の解決のために全世界にクレームエージェント(損害調査代理店)網を整え、国内外の海外PL専門の弁護士事務所と提携しています。

費用は保険会社から直接支払い

防御対応に要した費用は、保険会社が被害者、弁護士、裁判所などへ直接支払います。支払限度額を超えない限り、原則として被保険者が支払う必要はありません。

防御対応ができない国:日本と同じように、法令で弁護士以外の者による示談代行が認められていない国でなされた損害賠償請求については、保険会社は被保険者の防御を行いません。その場合も、法的に認められる範囲で、現地弁護士の手配やクレームエージェントによる調査などの事故対応を行います。

Costs Within Limits

争訟費用は支払限度額の「内枠」

争訟費用(訴訟の費用、弁護士報酬など防御対応に要した費用)は、損害賠償金と合わせて、1事故・保険期間中の支払限度額の範囲内(内枠)で支払います。防御対応のために保険会社が支出した費用も含みます。

米国の製造物責任訴訟では、損害賠償金の額以上の弁護士報酬が発生することは珍しくありません。支払う保険金が高額になるおそれがあるため、この保険には費用内枠払い特約が自動でセットされています。限度額を決めるときは、賠償金だけでなく防御費用も見込んでおくことが大切です。

この特約により、原告側の弁護士費用(敗訴者が負担する国を想定)と応急手当費用も支払いの対象です。

Claim Flow

訴えられたときの流れ

訴状・召喚状が届いたら、すぐに連絡してください。通常20日以内に裁判所へ答弁書(訴答)を出さないと、そのまま敗訴判決が出てしまいます。

クレームレター・訴状の受領

被害者や原告の代理人(弁護士)からクレームレターが届く、または裁判所から訴状・召喚状が送達されます。

引受保険会社へ連絡

被保険者は、届いた文書を添えて引受保険会社のクレーム対応窓口へ連絡します。

弁護士の選任・調査の指示

引受保険会社が被告側の代理人となる弁護士を選任し、クレームエージェントに調査を指示します。

調査・交渉・応訴

弁護士とクレームエージェントが損害調査を行い、被害者・原告代理人との交渉や応訴を進めます。

取扱代理店(那由他保険テクノロジーズ)にご連絡いただいた場合も、引受保険会社への連絡をお手伝いします。

損害賠償責任の全部または一部を、あらかじめ引受保険会社の承認を得ずに認めると、責任がないと認められる額を差し引いて保険金を支払う場合があります。被害者との交渉は、必ず引受保険会社と相談のうえ進めてください。

Jurisdiction

保険契約の準拠法

英文約款ですが、保険契約の解釈や適用に関する争いには日本の法律が適用されることなどを、裁判管轄権に関する特約で定めています。保険法上の先取特権と保険金支払の履行期は、日本国保険法に関する特約で定めています。

Glossary

保険証券によく出る英文用語

英文日本語
Additional Insured(A.I.)追加被保険者
Bodily Injury(BI)身体の障害
Property Damage(PD)物的損害(財物の損壊)
Combined Single Limit(C.S.L.)共通支払限度額
Any One Occurrence(AOO)1事故あたり
Aggregate(AGG)期間中通算
Deductible(Ded.)免責金額
Retroactive Date(R/D)遡及日
Policy Territory保険適用地域
Flat Premium確定保険料
Endorsement, Clause特約
Exclusion免責
Claims Made Basis損害賠償請求ベース
FAQ

よくあるご質問

英語が分からなくても契約できますか?
約款は英文ですが、保険条件明細書の内容や補償の範囲は、パンフレット・重要事項説明書をもとに日本語でご説明します。
保険会社が示談交渉をしてくれるのですか?
はい。損害賠償請求を受けたときは、被保険者の協力を得ながら、弁護士の手配や被害者との示談交渉などを引受保険会社が被保険者に代わって行います。ただし、防御対応が法的に許される国に限ります。
訴訟で勝った場合も、弁護士費用は出ますか?
出ます。訴訟の結果、被保険者が損害賠償責任を負わなかった場合も、争訟費用は支払いの対象です。支払限度額の内枠で支払います。
訴状が届いたら、まず何をすればよいですか?
すぐに引受保険会社(または取扱代理店)へご連絡ください。通常20日以内に裁判所へ答弁書を出さないと、そのまま敗訴判決が出てしまいます。
保険契約について保険会社と争いになったら、どこの法律が適用されますか?
裁判管轄権に関する特約により、保険契約の解釈や適用に関する争いには日本の法律が適用されます。

引受保険会社:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社/取扱代理店:那由他保険テクノロジーズ株式会社
「タフビズグローバルPL」は海外生産物賠償責任保険(海外PL保険)定型プランのペットネームです。本ページは「タフビズグローバルPL」の概要を説明したものです。ご契約にあたっては必ずパンフレット・重要事項説明書をご確認ください。

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